コレクション: アマニのほしいも

もっちり食感と素朴な風味…まるごと蒸したサツマイモを、大きめカットで仕上げた「半月干し」が好評です。

昼下がりのおやつに甘いものを食べたいけど、そんなに甘くないものを食べたい…そんな時にぴったり。

原料はサツマイモ100%で安全安心。日本の『たまゆたか』をタンザニアの農家と二人三脚で育てています。

アマニのほしいも

『たまゆたか』を品種登録

タンザニアの気候や土壌はサツマイモに適しており、日本の3倍以上のサツマイモを農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。

私たちはこの国で理想のほしいもを作るために、日本でほしいも用に栽培されているたまゆたかを、7年間かけて品種登録しました。

そして栽培に適した土地を探した結果、中央部にある標高1300mほどの山岳地帯に植えると生育がよいことがわかりました。

産地と出会う

サツマイモを栽培している山岳地帯には、1年を通して湧水があります。空気は清浄で、青い空と連なる山々のなかに拓かれた、とても美しいサツマイモ畑です。

この村では以前からサツマイモを栽培していました。しかし道路から遠いので買付業者がなかなか来ないのと、安く買い叩かれることに困っていました。

外国人の私たちが信用されるには時間がかかりました。それでも契約栽培を4年間続けてきた今、お互いの違いの理解がすすみ、信頼関係も芽生えてきました。

農家と二人三脚

ほしいもの原料はサツマイモ100%。良いサツマイモがないと、おいしいほしいもは作れません。私たちは農家と一緒に栽培を改善しています。

乾季に苗を育て、雨季になったら植えます。それから毎月通って畑を見守ります。苗の植え方、害虫の防ぎ方…栽培のノウハウを冊子にして配っています。

サツマイモを収穫したら、まず品質ごとに選別して重さを計り、価格を上乗せして買うことで、栽培を改善していくインセンティブにしてもらっています。

昔ながらの製法

サツマイモをトラックに乗せて丁寧に工場に運びます。貯蔵庫で1-2ヵ月熟成させ、澱粉が糖化するのを待ちます。糖度12%以上になったら工場で加工します。

工場では炭火の釜で長時間、じっくりと蒸します。これによって澱粉の糖化が進み、さらに深みのある甘みを引出すことができます。

蒸しあがったサツマイモの皮をむき、大きさに応じて切ってトレイに並べ、香りや風味を壊さないように36℃の低温で、ゆっくり乾燥させます。

もっちり食感、素朴な甘み

アマニのほしいもには平切り半月干しの2種類があります。平切りは皆様がお馴染みの製法で、スライスしたサツマイモを干して作っています。

一方、半月干しはミニサイズのサツマイモを、蒸してから縦半分に切って干したものです。独特のもっちり食感と素朴な甘みが、皆様に好評を頂いています。

そのままでもお召し上がり頂けますが、軽く温めると香ばしく柔らかくなります。オーブントースターで2-3分加熱すると、こんがりと風味よく加熱できます。